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Access 2021サポート終了まで約11か月|今着手すべきこと

Access 2021のサポートは2026年10月13日に終了。2025年11月時点で残り約11か月です。小〜中規模は今から着手で間に合う時期ですが、大規模は7〜12か月かかることも。現状把握・優先順位づけ・方針決定の着手ステップを解説します。

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結論:残り約11か月は「始められる最後の余裕がある時期」です

Access 2021(Office LTSC 2021を含む)のサポートは2026年10月13日に終了します。2025年11月8日時点で残り約11か月です。小〜中規模のシステムであれば今から着手すれば期限内に間に合う見込みがありますが、大規模・複雑な構成では全工程が7〜12か月かかることもあります。この時期にまず手をつけるべきは、全面移行を決めることではなく「自社のシステムがどの規模・難易度に当たるか」を把握することです。

移行かどうかの判断は現状を知らないと下せません。どのAccessファイルが業務の中心にあり、誰が管理していて、どれくらいの複雑さなのか。この把握が遅れるほど、残り期間に対して動けるプランが狭まります。

Access 2021サポート終了で実際に何が変わるか

2026年10月13日を過ぎると、Microsoftからセキュリティ更新プログラムと不具合修正の提供が止まります。Accessファイル自体はそのまま開けますし、業務が翌日から止まるわけではありません。変わるのは「守られているかどうか」です。

注意すべき点を2つ挙げます。

  • Windows 10 ESUとの重なり:Windows 10個人向けのESU(拡張セキュリティ更新プログラム)の初年度期限も2026年10月13日です。ただしこれはESUに登録した場合に限られ、法人向けESUやWindows 10 LTSCでは期限・制度が異なります。PCのOS状況はAccess 2021と併せて個別に確認が必要です。
  • 延長プログラムはない:Windows 10にはESUという延長の仕組みがありますが、Access 2021(Office LTSC 2021)にはそれに相当するプログラムが用意されていません。期限が来たら、事実上それ以上の猶予はありません。

サポート終了の全体像と各バージョンの比較はAccessのサポート終了はいつ?で詳しく整理しています。

今の時期に着手すべきことの優先順位

残り約11か月という今の時期に何から手をつけるか、優先順位を整理します。「移行するかどうか」を先に悩まず、まず現状を把握することが第一です。現状が分からないと、移行にかかる期間も費用も見積もれません。

優先順位やることこの時期に必要な理由
1社内のAccessファイルをすべて洗い出す把握していない「野良Access」が後から出てくると工数が増える
2各ファイルの利用人数・業務重要度・担当者を確認するリスクが高い順に対処するために、優先順位の根拠が要る
3VBAの量・外部連携・容量など複雑さを確認する複雑なシステムは移行に時間がかかるため、早めに難易度を知る必要がある
4移行か延命かの方針を決め、プロジェクトオーナーを決める意思決定者が不在のまま進むと、確認待ちでスケジュールが滑る
5移行するシステムの調査・解析を依頼または開始する解析が終わらないと移行設計に入れない。この工程が詰まりやすい

1〜3は社内で動ける作業です。VBAコードの確認や連携先の洗い出しが難しい場合は、当社の無料の解析可否チェックで状況を把握するところから始めることもできます。

移行か延命かの判断軸

残り約11か月という時点で、「移行するか、当面延命するか」の判断が求められます。どちらが適しているかは、システムの規模・重要度・担当者の有無によって変わります。

延命を選ぶ場合でも、2026年10月13日以降はセキュリティ更新が届かなくなる前提で運用リスクを管理する必要があります。延命のままにしてよい条件と、越えてはいけない限界ラインについてはAccessを使い続けるための延命チェックリストを参照してください。

移行・延命どちらにするかの判断軸を5つの基準(利用人数・容量・改修頻度・担当者・業務重要度)でスコアリングする方法は延命かリニューアルか|Accessシステムの寿命を判断する5つの基準でまとめています。

大規模システムほど「今すぐ解析」が必要な理由

当社の支援実績を基準にした目安では、移行の全工程は小〜中規模で3〜6か月、VBAが複雑で複数ファイルが連携する大規模構成では7〜12か月程度かかることがあります。2025年11月から着手しても、大規模なシステムは2026年10月13日までに全面移行を完了させるのが難しいケースがあるのが実態です。

2026年10月13日から逆算した具体的なスケジュール表(小〜中規模・大規模の2パターン)はAccess移行のスケジュールの立て方で整理しています。この記事では、まず「自社がどのパターンに当たるか」を知ることに集中してください。

期限内に全面移行が難しいと判明した場合は、段階移行と延命を組み合わせる方針があります。データだけSQL Serverに移してAccessの画面はそのまま使い続けるアップサイジングや、リスクの高いシステムだけ先に移行して残りを後回しにする優先移行が現実的な選択肢です。

この時期を逃すと何が難しくなるか

残り約11か月という今は、「遅すぎず、急ぎすぎない」判断ができる時期です。これよりも着手が遅れると、次のようなことが起きやすくなります。

  • 調査・解析に時間がかかり、移行設計に入れないまま期限が近づく
  • 年度末や繁忙期とプロジェクト工程が重なり、テスト担当者を確保できなくなる
  • 複数のAccessシステムを同時に動かすことになり、社内の負担が集中する
  • 期限直前に「間に合わない」と判明し、延命か強行移行かの二択に追い込まれる

急いで全面移行を決断する必要はありませんが、現状把握だけは今の時期に終わらせておくことで、その後の判断と実行が大幅に楽になります。

よくある質問

Q. Access 2021のサポート終了日は正確にいつですか。

2026年10月13日です。Microsoft公式の製品ライフサイクル情報(Office LTSC 2021のライフサイクルページ)で確認できます。Access 2021単体版も同じ日付です。ESUや延長サポートの仕組みはありません。

Q. 残り約11か月で移行は間に合いますか。

当社の支援実績を基準にした目安では、小〜中規模のシステムであれば今月中に現状調査を始めれば期限内に本稼働を目指せる日程です。VBAが複雑で複数ファイルが連携する大規模な構成では全工程で7〜12か月程度かかることがあるため、すでに時間的な余裕が少ない段階です。まずシステムの規模と難易度を把握することが、残り期間の使い方を決める最初のステップです。

Q. 延命を選んだ場合、2026年10月13日以降も使い続けられますか。

技術的には動き続けます。ただしセキュリティ更新が届かなくなるため、脆弱性が見つかっても修正されない状態になります。延命を選ぶ場合は、そのリスクを把握したうえで運用上の対策(ネットワーク分離・アクセス権限の絞り込みなど)とセットにする必要があります。

Q. まず何から相談すればよいですか。

社内のAccessファイルを洗い出せているかどうかに関わらず、現状のシステムを解析できる状態かどうかを確認するところから始めると、その後の判断がしやすくなります。当社では無料の解析可否チェックを提供しており、ファイルの状態を診るだけで依頼は不要です。詳しくは無料の解析可否チェックをご覧ください。

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