accde/mdeで中身が見られないAccess|解析して移行する方法
accde/mdeはソースコードが読めない形式ですが、構造やふるまいから移行の手がかりを取り出せます。中身が見えない理由と、解析可否の確認手順を解説します。
結論:ソースが読めなくても、移行の手がかりは取り出せます
accde/mdeはソースコード(プログラムの元となる記述)が読めない形式ですが、データベースの構造や画面のふるまいから、移行の手がかりを取り出すことは可能です。中身が見えないからと諦める前に、まずそのファイルが解析できるかどうかを確認することをおすすめします。
accde/mdeとは、なぜ中身が見えないのか
accde(.accde)とmde(.mde)は、Accessの実行専用ファイルです。配布時にVBAコードの閲覧・編集やフォーム・レポートの設計変更を防ぐため、元のファイル(accdb/mdb)から作成されます。
中身が見えない理由は、この形式を作る際に、VBAコードがコンパイルされ、編集可能なソースコードが削除されるほか、フォーム・レポート・モジュールの設計変更ができない状態になるためです。テーブルやクエリ、マクロはaccde/mdeでも参照できますが、VBAコードおよびフォーム・レポート・モジュールの設計変更はできません。元のaccdb/mdbが手元にない限り、通常の方法ではソースを復元できないのが特徴です。
それでも移行の手がかりを得る方法
ソースが読めなくても、ファイルには移行の手がかりが数多く残っています。私たちはAccess解析の専門家集団として、次のような情報を取り出します。
- データ構造の解析:テーブルの構成、項目、テーブル同士の関連(リレーション)は、accde/mdeでも読み取れる場合があります。データの土台となる設計が分かれば、移行先の設計に直接活かせます。
- ふるまい解析:実際に画面を操作したときの入力と結果、帳票の出力内容、エラーの出方などから、内部でどのような処理が行われているかを推定します。ソースが見えなくても、外から見えるふるまいが仕様の手がかりになります。
- 隔離環境でのAI自動解析:お預かりしたファイルは隔離環境(外部から遮断された作業環境)でAIが自動解析し、構造やふるまいのパターンを効率的に洗い出します。データを外部に出すことはありません。
これらを組み合わせることで、ソースが読めない状態でも、移行に必要な設計情報を組み立てられます。
元のaccdbが無い場合の進め方
「作った会社が分からない」「元ファイルが見当たらない」というケースは珍しくありません。元のaccdb/mdbが無くても、進め方はあります。
まず、accde/mde単体から読み取れるデータ構造を起点にします。そのうえで、実際の業務での使われ方(どの画面で何を入力し、どんな帳票が出るか)をふるまい解析で補い、移行に必要な仕様を再構成します。元ファイルがある場合ほど詳細には踏み込めないこともありますが、多くの場合、移行の設計図を描くのに十分な情報を取り出せます。手元にある資料や運用の記録があれば、精度はさらに上がります。
「作った人がもういない」状態への向き合い方はAccess属人化の危険度と脱・属人化の進め方でも解説しています。あわせてご覧ください。
解析可否を確認する手順
accde/mdeでも移行は進められますが、ファイルの状態によって解析できる範囲は変わります。そこで最初に、そのファイルが解析できるかどうかを確認します。
- 無料の解析可否チェックに申し込む:無料の解析可否チェックから、対象ファイルの状況をお知らせいただきます。この段階では顧客データの送信は不要です。
- 解析できるかの判定を受け取る:ファイル形式や状態をもとに、解析が可能かどうかを判定します。無料で提供するのはこの可否判定までで、リスク判定などの中身は有料の解析でお届けします。
- 有料の解析(詳細レポート)へ進む:解析できると分かったら、詳細レポート(20万円から)へ進みます。データ構造やふるまいから、依存関係、リスク(破損や競合などの度合い)、移行難易度、段階移行のロードマップを、開発会社がそのまま使える設計図として整理します。
お預かりしたデータは隔離環境でAIが自動解析し、外部に出しません。NDA(秘密保持契約)は標準で締結します。解析から移行までの進め方はAccess解析・脱Access支援の詳細でご確認いただけます。開発会社が別にいる場合は設計図をお渡しする形で連携でき、移行開発まで当社で対応することも可能です。
よくある質問
Q. accde/mdeからソースコードをそのまま復元できますか。
いいえ、accde/mdeは元のソースコードが取り除かれた形式のため、通常の方法でソースをそのまま復元することはできません。私たちが行うのは、ソースの復元ではなく、データ構造やふるまいから移行に必要な設計情報を取り出す解析です。
Q. 元のaccdbファイルがなくても移行できますか。
多くの場合、可能です。accde/mde単体から読み取れるデータ構造と、実際のふるまいの解析を組み合わせて仕様を再構成します。元ファイルがある場合ほど詳細に踏み込めないこともありますが、移行の設計図を描くのに十分な情報を取り出せることが少なくありません。
Q. ファイルを預けても情報が外に漏れませんか。
お預かりしたデータは、外部から遮断された隔離環境でAIが自動解析し、外部に出すことはありません。加えて、NDA(秘密保持契約)を標準で締結します。まず解析できるかを確かめるだけなら、可否チェックの段階で顧客データを送る必要はありません。
Q. 解析にはどのくらいの費用がかかりますか。
解析できるかの可否チェックは無料、解析(詳細レポート)は20万円から、移行設計は80万円から、移行開発は部分移行30万円からが目安です。費用の詳細はAccess移行の費用相場で解説しています。
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